日向荘の人々
日本の小説作品、YouTube動画作品
『日向荘の人々』は、梅本龍による日常系現代小説。『note』にて2022年12月26日に第一話となる読み切り短編小説を投稿。その後2023年7月より現在も連載が続いている。
2023年12月からはYouTubeにてフルボイス動画化。キャラクターデザイン、その他作画や動画編集も梅本龍が行なっている。
概要
ほのぼのとした日常を描いた小説版は、第一話となる読切短編にて日向荘に住むメガネ男子達の日常が唐突に始まっている。これに対しフルボイス動画版では出会い編からスタートしており、視聴者が住人たちの出会いのシーンから追うことができる構成になっている。
・出会い編
『連続アニメ小説 「日向荘の人々」出会い編』
投稿2023年12月6日〜12月10日
・日常編
『連続アニメ小説「日向荘の人々」日常編』
投稿2024年2月24日〜2024年10月12日
・旅立ち編
『連続アニメ小説「日向荘の人々」旅立ち編』
投稿2024年11月8日~
主人公は上田中真であるが、日向荘の住人たちが過ごす日常そのものを切り取って描いたものになっている。舞台は築48年の昭和アパート日向荘。手描きによる作画や日向荘の外観ほか、令和の時代でありながらどこか懐かしい昭和の雰囲気を纏う作風になっている。
また、キャラクターの年齢設定については「昭和御長寿アニメに倣い日常編以降は各キャラクター誕生日を経過しても年齢は変わりません」と作者である梅本が公言しているが、出会い編については動画制作の過程で住人たちの出会いを描くために後から作られた物語になっているため、それぞれの初登場時の年齢は、上田中真(22)鳥海拓人(24)大井崇(24)金森友太(22)河上翔(23)と設定されている。
あらすじ
活動日程および最新情報
活動カレンダー
今月の投稿スケジュールです
最新情報
登場人物
上田中真(かみたなかしん)
・声:焔屋稀丹
・部屋番号:102号室
・通称:102(イチマルニ)
4月29日生まれ。日常編では24歳。作中では明言していないが、関東近郊の出身と思われる。(日向荘への入居時は父の運転により引っ越しを行なっている)何かしらのトラウマを抱えているのか、住人たちの言動に時々過去を思い返すようなところもあり、口数は少ない。が、心の声や心のツッコミは饒舌で、その際一歩引いたように見せる、いわゆる『ジト目』が特徴的。上田中という名前が長いので呼び名を考える際、『102号室の人だから102で良い?』とたくあんに命名されてしまう。それに対しても心のツッコミを入れている。
鳥海拓人(とりうみたくと)
・声:韮山蒼太
・部屋番号:103号室
・通称:たくあん
6月6日生まれ。日常編では26歳。作中にて出身地は明言していない。小説版では、高校時代に寮生活を送っていたような発言をたまにしている。極度の引きこもりで、家の中で完結できる創作活動を生業としている。そのためインターネットの環境にはこだわりが強く、住人たちもその恩恵に預かっている。たくあんというのはその活動時の名義。時折奇声を発したり、意識なく喜怒哀楽を漏らしがちだったり、思ったことを悪気なく口に出してしまったりする傾向もあり、住人たちから心配される一面がありつつも、物事の受け止め方は意外と事実主義なところがある。小説版によるとしばらく会っていない兄がいる。
大井崇(おおいたかし)
・声:Negu
・部屋番号:201号室
・通称:メガネ
7月26日生まれ。日常編では26歳。作中にて出身地は明言していないが、小説版にて日帰りできるというセリフがあるので、実家の所在地は近場と思われる。役所勤務の公務員で、日向荘唯一のスーツ通勤者。しっかりしている印象で保護者的役割を担うことが多いが、本人はリーダータイプの人間だと思っていない。興味を持ったことをとことん調べたり、マイブームにどっぷり浸かったりする傾向がある。動画ではスマホを片手に座っていることが多く、小説ではことあるごとに検索している様子が描かれている。料理が好きで、最初はたくあん宅のWi-Fiへ接続をさせてもらう際の見返りとして夕飯を提供していたが、今ではすっかり住人たちの胃袋を掴んでいる。
金森友太(かなもりゆうた)
・声:成林ジン
・部屋番号:202号室
・通称:キツネ
5月2日生まれ。日常編では23歳。作中にて出身地は明言していないが、ふとした時に名古屋弁が飛び出すことから、東海地方の出身と思われる。小説版にて、仕事を辞めたというセリフがあることから、社会人として就職していた経験があると推測される。現在は日向荘近くのスーパー「オンシーズン」にてアルバイトをしながら、ネットで作曲活動をしている。キツネというのはその際のハンドルネーム。由来はカップ麺のきつねうどんが大好きだから。実は高校生の頃からたくあんの名前と作品を知っており、当時から顔も知らないたくあんを尊敬していた。姉がたくあんの大ファンである。(たくあん自身は正体を隠して活動している)
河上翔(かわかみかける)
・声:控田まりお
・部屋番号:101号室
・通称:ござる
3月31日生まれ。日常編では24歳。作中にて出身地は明言していない。小説版にて実家では祖母と同居していたことを語っている。ヒーローマニアで、一人でもヒーローショーに出かけることがある。温和な性格で物静かな印象があるが、こう見えて結構個性が強め。自分が楽しめることを大事にする傾向があり、毎週日曜朝のヒーロースペシャルタイムの時間帯は至福の時として譲らない。現在はアルバイトをしながら推し活に励んでいて、ヒーロー的アイテムなど、マニアックなものを制作したりコレクションしたりしているので、部屋には誰も入れたことがない。(小説版第13話で初めて、図らずとも住人たちを立ち入れさせる事になってしまった)
キャラクタービジュアル
スタッフ・外部リンク・関連項目
LINEスタンプ
出会い編の初公開日から半年を迎えた2024年6月6日にhalf year anniversaryとしてLINEスタンプの販売を開始した
グッズ
主にBOOTHにて作品関連のオリジナルグッズを販売している
書籍
連続アニメ小説『日向荘の人々』出会い編のシナリオアイズ版がamazonにて取り扱いされている。こちらはペーパーバック版のみとなっており、台本というところにこだわりB5サイズに製本されている。出会い編完全版の動画に沿って脚本版に書き下ろされた一冊となっているため、note連載中小説の書籍版とは異なる。
梅本龍litlink